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物価統計 ぶっかとうけい

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶっかとうけい【物価統計】

市場で取引される商品・サービスの価格変動を測定することを目的とした統計調査の総称であり,調査対象,価格調査段階等を異にする各種の物価統計がある。こうした統計調査に基づき収集した価格について,その変動を総合的にとらえるため,基準時を特定し,一定の算式を用いて指数化したのが物価指数である。それぞれ固有の利用目的をもついろいろな物価指数のなかで,代表的なものとしては〈消費者物価指数〉と〈卸売物価指数〉とがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

物価統計
ぶっかとうけい
price statistics

物価に関する統計の総称であり、経済活動分野ごとに、あるいは目的ごとに分類される各種のものから構成される。そのなかでも代表的なものは、財貨の流通段階の相違に応じて把握される卸売物価と小売物価である。前者は企業間で取引される商品価格の動向を調べる目的のもので、流通経路の生産者にもっとも近い段階での契約価格が把握され、後者は実際の家計支出の対象となる品目の価格を調べるものであるため、流通段階のもっとも消費者に近い段階である小売店、百貨店あるいは電気・ガス業事業者が販売する経常価格が対象となる。これらの物価につきさらに目的別あるいは地域別の調査および分類集計がなされることにより、卸売物価については、生産財、資本財、消費財別の物価統計が作成され、小売物価については、主として都市を対象とした消費者物価、農村を対象とした農村物価などの調査も行われる。また、外国貿易との関係では、輸出入物価統計があり、さらに個別品目分野を対象としたものとして、サービス料金や地代・家賃、あるいは地価に関する調査なども行われている。
 これらの物価統計は、調査自体は取引価格そのものを対象とするが、その内容は、基準時を設定した指数として公表されるのが一般的であり、物価統計の主要構成は、各種の物価指数統計の体系であるといってもよい。わが国の例でいえば、小売物価についての統計は、まず総務省統計局による「小売物価統計調査」によって家計支出の対象となる個別品目の価格・料金が調べられ、それに基づいて「消費者物価指数」が全国、地域別、あるいは品目分類別などに作成されて公表されている。[高島 忠]

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