物外(読み)ブツガイ

デジタル大辞泉 「物外」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐がい〔‐グワイ〕【物外】

物質界を超越した世界俗世間の外。
さわ気色もなく、―に平然として」〈漱石それから

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精選版 日本国語大辞典 「物外」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐がい‥グヮイ【物外】

  1. 〘 名詞 〙 物質界のほか。形ある物以外の世界。世事を離れた所。俗世間の外。
    1. [初出の実例]「物外囂塵遠、山中幽隠親」(出典:懐風藻(751)奉和藤太政佳野之作〈葛井広成〉)
    2. 「瓢然と物外に逍遙せし風流好事の士と」(出典:今昔較(1874)〈岡三慶〉下)
    3. [その他の文献]〔宋之問‐陸渾山荘詩〕

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デジタル大辞泉プラス 「物外」の解説

物外

広島県尾道市、中屋が製造・販売する銘菓。焼き饅頭拳骨和尚と呼ばれた物外和尚が碁盤拳骨を入れた逸話に因みくぼみのある碁盤型になっている。

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普及版 字通 「物外」の読み・字形・画数・意味

【物外】ぶつがい

世俗の外。

字通「物」の項目を見る

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