物怪(読み)モッケ

デジタル大辞泉 「物怪」の意味・読み・例文・類語

もっ‐け【物怪/×怪】

[名・形動]
思いがけないこと。不思議なこと。また、そのさま。
「彼らは―な顔をしながら」〈中勘助・鳥の物語
けしからぬこと。不吉なこと。また、そのさま。
「この事によりて、様々の―ありければ、占はするに」〈今昔・一四・四五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「物怪」の読み・字形・画数・意味

【物怪】ぶつかい(くわい)

怪異。〔史記、天官書論賛〕幽・(ふる)し。見(あら)はるるの天變、皆國ごとに窟を殊にし、家ごとに物怪を占(うらな)ひ、以て時應に合はす。其の、圖(とせき)(きしやう)、法あらず。

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