(読み)ギ

デジタル大辞泉 「犠」の意味・読み・例文・類語

ぎ【犠〔犧〕】[漢字項目]

常用漢字] [音](慣)
神を祭るときに供える、生きた姿の動物いけにえ。「犠牲
犠牲にすること。「犠打
難読犠牲いけにえ

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精選版 日本国語大辞典 「犠」の意味・読み・例文・類語

ぎ【犠】

  1. 〘 名詞 〙 神をまつるときに供える生き物。いけにえ。元来は、昔、中国で、社稷宗廟祭典に、純白の牛をいけにえとして殺し、その血を盤に盛って神にすすめた、その白い牛。

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普及版 字通 「犠」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 17画

(旧字)犧
20画

[字音]
[字訓] いけにえ

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
旧字は犧に作り、羲(ぎ)声。羲は犠牲の羊を我(鋸(のこぎり))で切り、(こう)は足が垂れている形で、犧の初文。〔説文〕二上に「宗の牲なり」とし、また師の賈逵説を引いて「此れ古字に非ず」という。〔説文〕は羲のを兮(けい)にして気を示すとするが、兮とは関係がない。

[訓義]
1. いけにえ、犠牲。
2. 犠尊鳥獣の形をとる酒尊を犠尊という。
3. いつくしみ養う。

[古辞書の訓]
和名抄〕犧牲 伊介邇倍(いけにへ) 〔名義抄〕犧 イケニヘ

[熟語]
犠羽・犠・犠犠牛・犠犠象・犠人・犠牲犠盛・犠・犠尊・犠・犠犠賦犠幣犠羊犠牢
[下接語]
郊犠・純犠・醇犠・人犠・芻犠・牲犠・犠・犠・犠・伏犠犠・豊犠・廩犠

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