犬山焼(読み)イヌヤマヤキ

デジタル大辞泉 「犬山焼」の意味・読み・例文・類語

いぬやま‐やき【犬山焼】

愛知県犬山地方で焼いた陶器染め付け赤絵など各種のものがある。丸山焼

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精選版 日本国語大辞典 「犬山焼」の意味・読み・例文・類語

いぬやま‐やき【犬山焼】

  1. 〘 名詞 〙 尾張国犬山付近の今井村、後に丸山村(愛知県犬山市今井)で焼いた陶器。奥村伝三郎が初代初め土器であったが、天保六年(一八三五)から赤絵付陶を作った。桜花と楓の絵、あるいは中国産の、いわゆる呉須赤絵のものが多い。〔尾張名所図会(1844)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「犬山焼」の意味・わかりやすい解説

犬山焼
いぬやまやき

愛知県犬山市丸山で焼かれた陶器。丸山焼ともいう。江戸時代,宝暦年間 (1751~64) の創始。茶器類がおもで,天保2 (1831) 年頃から染付や乾山風 (→尾形乾山 ) の焼物も作られた。赤絵にすぐれた作品が多い。

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デジタル大辞泉プラス 「犬山焼」の解説

犬山焼

愛知県犬山市付近で生産される焼物。宝暦年間の創始と伝わる。土器に始まったが天保の頃から赤絵風のものや雲錦手(うんきんで)のものがつくられるようになった。

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