犬蕨(読み)イヌワラビ

デジタル大辞泉 「犬蕨」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐わらび【犬×蕨】

シダ科の多年生のシダ。山野に生える。根茎地中をはい、葉は長さ40~80センチ。葉柄赤褐色鱗片りんぺんがまばらにつく。葉は先がとがった卵状楕円形の小葉からなる複葉

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精選版 日本国語大辞典 「犬蕨」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐わらび【犬蕨】

〘名〙
① シダ類ウラボシ科の多年草。各地の山野に生える。根茎は地中を横にはい、葉柄・基部とともに赤褐色鱗片(りんぺん)におおわれている。葉柄は長さ二〇~四〇センチメートル、先端がとがった卵状楕円形で、二回羽状に分裂。各小葉の縁には鋸歯(きょし)がある。胞子嚢(ほうしのう)群は、小葉の中脈に沿って着生し、成熟すると褐色を帯びる。〔日本植物名彙(1884)〕
② 植物「おおかぐま(狗脊)」の異名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「犬蕨」の解説

犬蕨 (イヌワラビ)

学名Athyrium niponicum
植物。オシダ科の落葉多年草

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