ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「狩野吉信」の意味・わかりやすい解説
狩野吉信
かのうよしのぶ
[没]寛永17(1640)
桃山時代末期~江戸時代初期の狩野派の画家。昌菴ともいう。狩野元信の弟あるいは兄,雅楽助 (うたのすけ) の孫で,長信とともに安信を後見して京都に住した。作画活動には不明な点が多い。狩野昌安とは別人と考えられている。代表作『職人尽図』押絵貼屏風 (川越喜多院) は風俗画として著名。
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