玉楼(読み)ギョクロウ

デジタル大辞泉 「玉楼」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐ろう【玉楼】

玉で飾った高殿たかどの。りっぱな御殿。「金殿玉楼
白玉楼はくぎょくろう」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「玉楼」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐ろう【玉楼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 珠玉をちりばめた美しい高殿(たかどの)。立派な御殿。玉楼殿。玉珠楼。
    1. [初出の実例]「漏苑声伝金殿日、繞林韵入玉楼風〈源経信〉」(出典:殿上詩合(1056)蝉鳴宮樹深)
    2. [その他の文献]〔駱賓王‐帝京篇〕
  3. ( 「はくぎょくろう(白玉楼)」の略 ) 文人墨客が死後におもむくといわれている、あの世にある殿堂。中国、唐代の詩人李賀の臨終のときに、天帝の使者が現われて、賀に白玉楼の記文を作らせようとして召すのだと言ったという故事による。

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普及版 字通 「玉楼」の読み・字形・画数・意味

【玉楼】ぎよくろう

美しい御殿。また、雪の積もった楼閣。唐・白居易長恨歌〕詩 金屋粧(よそほ)ひつて、嬌として夜に侍し 玉樓宴罷(や)んで、うて春に和す

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