白玉楼(読み)ハクギョクロウ

デジタル大辞泉 「白玉楼」の意味・読み・例文・類語

はくぎょく‐ろう【白玉楼】

中国、唐の詩人李賀りが臨終の時、天帝使いが来て、「白玉楼を完成したので召してその記を書かせよ」との命を告げたという故事から》文人墨客死後に行くといわれる天上宮殿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白玉楼」の意味・読み・例文・類語

はくぎょく‐ろう【白玉楼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、中唐の詩人、李賀の故事から ) 文人墨客が死後に行くというあの世にある楼閣。玉楼。
    1. [初出の実例]「城主早辞世、忽登白玉楼」(出典:常山文集(1718)二・花歳秋七月十八日)
    2. [その他の文献]〔唐詩紀事‐巻四三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android