コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

玉泉帖 ギョクセンジョウ

3件 の用語解説(玉泉帖の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ぎょくせんじょう〔ギヨクセンデフ〕【玉泉帖】

平安時代、小野道風白楽天の詩を3書を混用して書写したもの。名は巻首の詩句「玉泉南澗花奇恠」から。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

ぎょくせんじょう【玉泉帖】

平安時代の小野道風の書跡帖。白楽天の詩を楷・行・草三体で書写したもの。 〔巻頭の「玉泉南澗…」の句にちなむ名〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

玉泉帖
ぎょくせんじょう

小野道風(おののとうふう)筆の巻物。宮内庁蔵。楮紙(こうぞがみ)4枚を継いだ料紙に、唐の白楽天の詩集『白氏文集(はくしもんじゅう)』巻第64の律詩4首を、題とも40行にわたって揮毫(きごう)している。書き出しが「玉泉南澗花奇恠……」に始まるため「玉泉帖」とよばれる。楷(かい)・行・草の三体の書風を交えた自由奔放な書きぶりで変化の妙をみせ、署名はないが、道風の真跡に疑いない『屏風土代(びょうぶどだい)』と同筆である。三跡の一人として名高く、在世中から能書をうたわれた道風の実力を発揮したもので、調度手本として執筆したものである。巻末に自ら、「是(これ)を以(もっ)て褒貶(ほうへん)を為(な)すべからず。例体に非(あら)ざるに縁(よ)るのみ」と謙遜(けんそん)の跋語(ばつご)を2行加える。通例とは異なる書風で執筆するという道風の書に対する前向きな態度がうかがわれる。[島谷弘幸]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

玉泉帖の関連キーワード上代様秋萩帖三賢のの三蹟野跡道風くん三蹟(三跡)寛建屛風土代

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone