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王妃の谷 おうひのたにValley of Queens

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

王妃の谷
おうひのたに
Valley of Queens

エジプトのカイロの南方約 650km,ルクソールのナイル川西岸にある新王国時代 (前 1567~1085頃) の王家の墓地。エジプト名 Bībān al-Harīm。王墓中心の「王陵の谷」と対応され,主として第 19,20王朝の王妃や王子の墓が多い。石灰岩の崖に掘込んだ岩窟墓で総数 70以上。 1903~05年にイタリア調査団が調査したが,大部分は未完成で装飾もない。最も著名なものはラムセス2世の王妃ネフェルタリのもので,極彩色の壁画の美しさは類をみない。ほかにラムセス3世の王子ケムウェセやアモンヒルコプシェフらの美しい壁画も保存されている。

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デジタル大辞泉の解説

おうひ‐の‐たに〔ワウヒ‐〕【王妃の谷】

エジプト南東部の古代都市テーベ(現ルクソール)のナイル川西岸の丘陵にある新王国時代(前16~前11世紀)の岩窟墓群。王が埋葬された王家の谷の南約1.5キロメートルに位置し、主に第18王朝から第20王朝までの王妃や王子が埋葬されている。ラムセス2世の妃で最も寵愛(ちょうあい)を受けたネフェルタリの墓は、鮮やかな壁画とミイラの一部が発見されたことで有名。

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