瓦塚古墳群(読み)かわらづかこふんぐん

日本歴史地名大系 「瓦塚古墳群」の解説

瓦塚古墳群
かわらづかこふんぐん

[現在地名]宇都宮市長岡町

長岡ながおか丘陵南西斜面の標高一四〇から一八〇メートルに位置する前方後円墳一基、円墳四十余基からなる市内最大の古墳群。古墳群の中心をなす前方後円墳の瓦塚古墳は、明治三一年(一八九八)発掘され、翌年、調査結果を八木奨三郎が「下野国河内郡長岡の古墳」(東京人類学会雑誌)と題して発表した。これによると、墳丘埴輪がみられ、埋葬施設は横穴式石室で、直刀・鉄鏃・刀子などの武器、金環・管玉・切子玉小玉などの装身具、轡・雲珠などの馬具、ほかに土師器須恵器などが出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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