瓶水(読み)ビョウスイ

デジタル大辞泉 「瓶水」の意味・読み・例文・類語

びょう‐すい〔ビヤウ‐〕【瓶水】

瓶の水。瓶を師にたとえ、水を仏法奥義にたとえる。
弘法大師…、青竜寺大和尚に謁して、三密五智の―を受く」〈盛衰記・二四〉

へい‐すい【瓶水】

びょうすい(瓶水)

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精選版 日本国語大辞典 「瓶水」の意味・読み・例文・類語

びょう‐すいビャウ‥【瓶水】

  1. 〘 名詞 〙 瓶にもられた水。この瓶を師にたとえ、水を仏法の奥義にたとえて、他の瓶に移すことを瀉瓶(しゃびょう)といい、師から弟子に法を伝授する意に用いる。
    1. [初出の実例]「瓶水を写ごとく、法文をならひ伝給て」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一二)
    2. [その他の文献]〔北本涅槃経‐四〇〕

へい‐すい【瓶水】

  1. 〘 名詞 〙 かめの中の水。びょうすい。〔北史‐崔浩伝〕

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普及版 字通 「瓶水」の読み・字形・画数・意味

【瓶水】へいすい

かめの水。

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