生一左兵衛(読み)キイチ サヒョウエ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「生一左兵衛」の解説

生一 左兵衛(10代目)
キイチ サヒョウエ


職業
能楽師

別名
若名=秀之助

生年月日
天保13年

出生地
京都

経歴
はじめ、高安流能楽のワキ方として活動。8代目林喜右衛門養子となった後は京観世流シテ方に移り、さらに中絶していた大阪の生一家を継いで十代目左兵衛を襲名した。その系統は、養子の生一綾雪に伝えられ、現在に至るまで連綿と続いている。

没年月日
明治40年 4月16日 (1907年)

家族
養父=林 喜右衛門(8代目)(能楽師),養子=生一 綾雪(能楽師)


生一 左兵衛(13代目)
キイチ サヒョウエ


職業
能楽師(観世流シテ方)

肩書
観世流生一家当主

本名
生一 泰知

生年月日
昭和8年 12月2日

出生地
大阪府

経歴
昭和15年「隅田川」の子方初舞台を踏む。林喜右衛門の指導を受け、「卒塔姿小町」を披く。50年日本能楽会会員。平成6年家名の佐兵衛を襲名した。

没年月日
平成15年 6月8日 (2003年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生一左兵衛」の解説

生一左兵衛 きいち-さひょうえ

1842-1907 幕末-明治時代の能楽師シテ方。
天保(てんぽう)13年生まれ。観世流。高安流のワキ方から京観世五軒家の一家8代林喜右衛門の養子となる。のち中絶していた大阪の生一家の名跡をついだ。明治40年4月16日死去。66歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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