デジタル大辞泉 「生成り」の意味・読み・例文・類語 なま‐なり【生成り/生▽熟り】 [名・形動]1 「生熟れ1」に同じ。2 能面の一。角を少し生やし、髪を乱した女面。般若はんにゃの前段階で、女性の中の魔性がまだ十分に熟さない状態を表す。「鉄輪かなわ」の後ジテに用いる。3 未熟であること。十分にできあがっていないこと。また、そのさまや、そのもの。「―ナ鮨」〈日葡〉 き‐なり【生成り/生▽形】 1 糸や布地の漂白していないもの。また、その色。→生成り色2 生地のままで、飾り気のないこと。「敦樸は厚淳朴なるぞ。其まま―なを云ふぞ、飾らぬぞ」〈蒙求抄・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生成り」の意味・わかりやすい解説 生成りきなりecru/'ecru(仏) 染色あるいは漂白される前の,天然繊維の色。未ざらしの麻の色で,ベージュ,オフホワイト,明るい黄褐色などがある。素朴な感じに人気がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報