生成り(読み)きなり(英語表記)ecru/'ecru(仏)

  • なまなり
  • 生成り/生▽形
  • 生成り/生▽熟り

デジタル大辞泉の解説

糸や布地の漂白していないもの。また、その色。→生成り色
生地のままで、飾り気のないこと。
「敦樸は厚淳朴なるぞ。其まま―なを云ふぞ、飾らぬぞ」〈蒙求抄・二〉
[名・形動]
生熟れ1」に同じ。
能面の一。角を少し生やし、髪を乱した女面。般若(はんにゃ)の前段階で、女性の中の魔性がまだ十分に熟さない状態を表す。「鉄輪(かなわ)」の後ジテに用いる。
未熟であること。十分にできあがっていないこと。また、そのさまや、そのもの。
「―ナ鮨」〈日葡

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大辞林 第三版の解説

名 ・形動
未完成であること。まだ十分になりきっていないこと。また、そのさま。そのようなものをもいう。 -ナ鮨/日葡
なれ鮓ずしの別名。また、なれ鮓のまだ十分に熟していないもの。なまなれ。 -をつけける女ありけり/仮名草子・仁勢物語
能面の一。女の怨霊に用いる。角が生えかけた形で、般若はんにやになる以前のさまを表す。

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