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生糸検査所 きいとけんさじょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生糸検査所
きいとけんさじょ

生糸や玉糸などの品位や正量を検査し,品位の等級や正量を定め,検査証を発行する機関。蚕糸業法に基づき,生糸などを取引する際には検査を受けなければならない。輸出生糸などは国立の横浜,神戸の検査所で,国内用は国立または農林水産大臣が指定した地方検査所で検査を行なっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生糸検査所
きいとけんさじょ

輸出生糸の品位、正量などの検査を行う国の検査機関。1895年(明治28)の生糸検査所法により96年に横浜、神戸に設立された。生糸検査は当初は任意であったが、1927年(昭和2)の輸出生糸検査法により輸出生糸の正量検査を義務づけられ、さらに41年以降は蚕糸業統制法により国内用生糸も強制検査の対象とされた。最近、生糸輸出がほとんどなくなったため、両検査所は行政改革の一環として1980年(昭和55)に廃止された。[海野福寿]

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世界大百科事典内の生糸検査所の言及

【生糸】より

…しかし明治政府は,輸出産物として最も重要な生糸の輸出検査のために生糸改所を江戸に設けたり(1868),生糸の粗製乱造を規制するために,各産地に生糸改会社を設けた(1873)。また96年には生糸輸出の拡大に伴い,農商務省のもとに横浜,神戸に生糸検査所を設け,生糸の正量,品質検査を行った。これらの結果,1900年代には縦糸用の優良な生糸もしだいに生産されるようになった。…

※「生糸検査所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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