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生魂 いくむすび

世界大百科事典 第2版の解説

いくむすび【生魂】

生産日,生産霊とも書く。物を活発に産み出す霊力のこと。また,人間の生命を活発に栄えさせる霊力のこと。イクは活で生命力の盛んなさまをいう。ムスは産で,苔ムスというように繁殖する意,ビはヒで霊力の意で太陽の日とも関係があろう。ムスビとは,古く日本人がさまざまな霊威,威力(働き)を神聖なものと感得したことを示す。〈生魂神〉は,御巫(みかんなぎ)によって神産日(かみむすび)神,高御産日(たかみむすび)神,足産日(たるむすび)神などとともに,神祇官八神殿奉斎神としてまつられ,天皇の魂を鎮め,あるいは活力の促進を祈る鎮魂祭にあずかる神々の一神であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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