日本歴史地名大系 「用津院」の解説 用津院ゆうしんいん 山梨県:都留市金井村用津院[現在地名]都留市金井中世小山田氏の居館跡である中津森(なかつもり)館跡の南に位置する。曹洞宗。山号は向富山。本尊虚空蔵菩薩。文明六年(一四七四)小山田耕雲が開基となり、鷹岳宗俊を請じて創建。永正八年(一五一一)郡内(ぐんない)領主小山田信有(契山)が長生(ちようしよう)寺を建立の際、当寺の三世一道光円を開山に招請。この時一道は当寺開山鷹岳を長生寺の開山に推薦、さらに一道の師で当寺二世の積桂を長生寺の二世とし、自身は長生寺三世となる。このため当寺は平僧寺となり、長生寺の末寺となる(甲斐国志・寺記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by