20世紀日本人名事典 「田中 友幸」の解説
田中 友幸
タナカ トモユキ
昭和・平成期の映画プロデューサー 東宝映画相談役。
- 生年
- 明治43(1910)年4月26日
- 没年
- 平成9(1997)年4月2日
- 出生地
- 大阪府柏原市
- 学歴〔年〕
- 関西大学経済学部〔昭和10年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本映画テレビプロデューサー協会賞〔昭和49年〕,勲三等瑞宝章〔昭和56年〕,おおさか映画祭特別功労賞(第7回・昭56年度),藤本賞(第11回)〔平成4年〕,毎日映画コンクール特別賞(第47回・平4年度),日本映画批評家賞功労賞〔平成5年〕
- 経歴
- 大学時代、関西演劇運動に参加。創作にも意欲を燃やし、機関誌に小説を執筆。昭和15年大宝映画に入社、同年東宝京都撮影所に移り、昭和19年東京撮影所に移籍、映画製作者に。のち東宝映画会長、日本創造企画社長、日本アカデミー賞協会副会長などを務めた。20年の映画「日本剣豪伝」を皮切りに約220本をプロデュース。代表作に「ジャコ万と鉄」「暁の脱走」「無法松の一生」「忠臣蔵」「天国と地獄」「赤ひげ」「影武者」「日本沈没」「八甲田山」などがある。また、「ゴジラ」を企画し、以来「ゴジラVSデストロイア」(平成7年)までの同シリーズ全作品を手掛けた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報