田口新田(読み)たぐちしんでん

日本歴史地名大系 「田口新田」の解説

田口新田
たぐちしんでん

[現在地名]菰野町田口新田

田口村の東に位置し、南には小島おじま村がある。田口村の枝郷として成立したと考えられるが、慶安郷帳(明大刑博蔵)にはなく、元禄郷帳で現れるので、その間の成立と考えられる。文政五年(一八二二)までは桑名藩領、同六年以降武蔵おし(現行田市)藩領、天保一四年(一八四三)以降幕府領として信楽しがらき(現滋賀県)代官所支配、安政元年(一八五四)以降再び忍藩領。


田口新田
たぐちしんでん

[現在地名]妙高高原町田口

北流するせき川左岸にあり、北国街道から少し東にずれて集落がある。対岸兼俣かねまた新田、北西毛祝坂けわいざか新田、南は上原かみはら村。正保国絵図に高二七石とある。延宝七年(一六七九)の越州四郡高帳に「此所番所 但、信州境目」とある。元禄郷帳では高一一二石三斗余。文政元年(一八一八)の議定一札(畑山正隆氏蔵)によれば、関川関所の建替えの際の人足が当村など六ヵ村に課せられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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