コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

田宮坊太郎 たみや ぼうたろう

2件 の用語解説(田宮坊太郎の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

田宮坊太郎 たみや-ぼうたろう

仇(あだ)討ち物の主人公
寛永(1624-44)のころ江戸で柳生新陰流の免許をとり,故郷讃岐(さぬき)(香川県)丸亀で父の仇討ちをしたという伝説上の剣術家。歌舞伎「幼稚子敵討(おさなごのかたきうち)」,人形浄瑠璃(じょうるり)「花上野誉石碑(はなのうえのほまれのいしぶみ)」や講談などおおくの作品に脚色された。

出典|講談社
デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

田宮坊太郎

江戸時代の敵討ち物戯曲の主人公。モデルは寛永18(1641)年,四国の丸亀で親の敵を討ったといわれる少年。史実としては疑わしく,伝説上の人物と考えられる。人形浄瑠璃や歌舞伎,講談などで広まり,「金毘羅利生記物」として名高い。歌舞伎「幼稚子敵討」(1753年初代並木正三作)を源流とし,「鍋祀貞婦競」(1777年初代並木五瓶ほか作),人形浄瑠璃「敵討稚物語」(1764年近松半二ほか作),「花上野誉石碑」(1788年司馬芝叟ほか作)などがある。「花上野」で,それまでの作品ではふたりだった子供がひとりになり,名前も坊太郎になった。また,坊太郎の乳母お辻の献身を描く「志渡寺」の場が有名である。

(近藤瑞男)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
朝日日本歴史人物事典について | 情報

田宮坊太郎の関連キーワードコックス寛永ソテロ福島正則歌舞伎年代記佐渡金山東海道二条城人形浄瑠璃久松氏

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone