田村市郎(読み)タムラ イチロウ

20世紀日本人名事典 「田村市郎」の解説

田村 市郎
タムラ イチロウ

明治〜昭和期の実業家



生年
慶応2年1月(1866年)

没年
昭和26(1951)年11月28日

出生地
山口県萩市

旧姓(旧名)
久原

経歴
明治後半よりトロール漁業北洋漁業に進出し、田村汽船漁業部日魯漁業設立大正に入ってからはトロール漁業に専念し、大正6年共同漁業を支配下に収め、各種漁業、加工、販売部門を兼営した。その後日本汽船社長に就任。のち鮎川義介の日産コンツェルンに参加、昭和8年日本水産形成に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村市郎」の解説

田村市郎 たむら-いちろう

1866-1951 明治-昭和時代の実業家。
慶応2年1月17日生まれ。久原(くはら)庄三郎の次男久原房之助の兄。母の実家田村氏の養子となる。明治44年下関に田村汽船漁業部(日本水産の前身)をおこす。また日本汽船社長,日本毛織監査役などをつとめた。昭和26年11月28日死去。85歳。長門(ながと)(山口県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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