甲冑魚類(読み)かっちゅうぎょるい(その他表記)Ostracodermi

精選版 日本国語大辞典 「甲冑魚類」の意味・読み・例文・類語

かっちゅうぎょ‐るいカッチウ‥【甲冑魚類】

  1. 〘 名詞 〙かぶとうおるい(兜魚類)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「甲冑魚類」の意味・わかりやすい解説

甲冑魚類
かっちゅうぎょるい
Ostracodermi

カブトウオともいう。狭義には魚類中最も原始的な甲皮類をさし,広義には板皮類をも含む。体は甲板で包まれ,骨の石灰化も進んでいない。甲皮類は顎が発達せず,鰭 (ひれ) の発達も悪く,活発な遊泳はできなかった。板皮類は外形が現在の魚に近いが脊椎の中心骨もなく,鰭も十分発達していない。オルドビス紀破片が知られているが,シルル紀に明瞭なものが出現し,デボン紀最盛期大部分のものが淡水に生息していたとみられている。

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