甲州水晶貴石細工(読み)こうしゅうすいしょうきせきざいく

事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

甲州水晶貴石細工[装飾・装身]
こうしゅうすいしょうきせきざいく

北陸甲信越地方、山梨県の地域ブランド。
主に甲府市で製作されている。約1000年前、御嶽昇仙峡奥地金峰山から水晶原石が発見された。水晶を加工するようになったのは江戸時代中期のこと。京都から玉造りの職人を招き、鉄板の上に撒いた金剛砂で水晶を磨く方法を導入し、甲州水晶貴石細工が始まった。江戸時代末期には、水晶や翡翠を使った数珠や帯留め、根付などの注文を受け、貴石細工の産地として確立。大正時代初期には、南米やアフリカ諸国から水晶や瑪瑙虎目石などを輸入して美術工芸品装身具を生産するようになったという。山梨県郷土伝統工芸品。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラスの解説

甲州水晶貴石細工

山梨県甲府市およびその周辺地域で生産される、水晶などの貴石を用いた工芸品。御岳昇仙峡の奥地の金峰山で水晶の原石が発見されたことが製造の起源。江戸時代に京都から玉造りの職人を迎えて技法が磨かれ、帯止め・根付といった装身具の製造が始まった。現在は仏像や動物の形の置物、はんこ茶の湯の道具など、多様な製品がつくられている。国の伝統的工芸品に指定されている。

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