甲斐常治(読み)かいじょうち

改訂新版 世界大百科事典 「甲斐常治」の意味・わかりやすい解説

甲斐常治 (かいじょうち)
生没年:?-1459(長禄3)

室町期の越前守護代甲斐祐徳(将教)の息。実名は将久。永享年間(1429-41)に出家して常治と改名する。越前守護斯波氏5代義郷の没後,幼少の息千代徳丸(義健)を後見し,十数年間専権を振るう。義健没後,斯波氏の後継をめぐり守護斯波義敏対立。1459年織田,二宮,朝倉ら有力土豪を語らい,義敏と戦ってこれに勝利するが,直後病没した。応仁の乱前夜,守護代層の台頭を代表する人物。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「甲斐常治」の解説

甲斐常治 かい-つねはる

?-1459 室町時代武将
代々,越前(えちぜん)守護代。幼少の守護斯波義健(しば-よしたけ)を後見して権勢をふるう。享徳元年(1452)義健が没すると,斯波義敏を守護にむかえた。やがて義敏と対立,戦いを有利にすすめるが,長禄(ちょうろく)3年8月12日没した。初名は将久。通称八郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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