甲状腺シンチグラフィー(読み)コウジョウセンシンチグラフィー(英語表記)scintigraphy of the thyroid gland

デジタル大辞泉 「甲状腺シンチグラフィー」の意味・読み・例文・類語

こうじょうせん‐シンチグラフィー〔カフジヤウセン‐〕【甲状腺シンチグラフィー】

甲状腺に集まる放射性医薬品を投与して、その分布を画像化する検査バセドー病橋本病甲状腺腫瘍などの診断に用いられる。甲状腺シンチ甲状腺シンチグラム。→シンチグラフィー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「甲状腺シンチグラフィー」の意味・わかりやすい解説

甲状腺シンチグラフィー
こうじょうせんシンチグラフィー
scintigraphy of the thyroid gland

シンチスキャナシンチカメラで甲状腺像を描出すること。この検査は,甲状腺癌甲状腺機能亢進・低下症,慢性甲状腺炎の診断に用いられる。ヨウ素を取込む種類の甲状腺癌の転移や,異所性の甲状腺の発見にも役立つ。機能障害の目安となるヨウ素摂取率も同時に測定できるため,131I を用いることが多いが,99mTcO4- (→テクネチウム ) には,被曝線量が少く,抗甲状腺剤ホルモン剤,食物中のヨウ素などの影響を受けないという利点がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android