最新 地学事典 「異地性岩体」の解説
いちせいがんたい
異地性岩体
allochthonous block
ある地域・地帯に存在する岩体のうち,形成された場がその地域・地帯の外であるもの。衝上断層によってもたらされたナップは,構造的にもたらされた異地性岩体の典型。最近研究の進んだ付加体においては,海洋プレートの移動によって海溝にもたらされ陸側に付加した玄武岩・石灰岩・チャートなどを異地性岩体と呼ぶ。これらの岩石は放散虫化石などの研究によって周囲の砕屑岩よりも地質年代が古いことから識別される。
執筆者:脇田 浩二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

