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異所性ホルモン産生腫瘍 いしょせいほるもんさんせいしゅよう

2件 の用語解説(異所性ホルモン産生腫瘍の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

いしょせいほるもんさんせいしゅよう【異所性ホルモン産生腫瘍】

 本来、ホルモンを産生する細胞が存在する部位ではないのに、腫瘍が発生するとホルモンを産生するようになることがあって、異所性ホルモン産生腫瘍といいます。
 肺がん副腎皮質刺激(ふくじんひしつしげき)ホルモン、抗利尿(こうりにょう)ホルモン、ゴナドトロピンプロラクチンを、甲状腺(こうじょうせん)がんが副腎皮質刺激ホルモンを、肝がんがインスリンを、それぞれ分泌し、ホルモンの過剰状態を招くことがあります。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

いしょせいホルモンさんせいしゅよう【異所性ホルモン産生腫瘍 ectopic hormone‐producing tumor】

ホルモンはそれぞれ特定の臓器で作られるが,その臓器に腫瘍ができ,そのホルモンを過剰に作り出すようになったとき,これをホルモン産生腫瘍hormone‐producing tumorという。一方,その特定の臓器とは異なった臓器や組織に腫瘍ができ,本来そこでは作らないはずのホルモンを産生するようになったとき,その腫瘍を異所性ホルモン産生腫瘍と呼ぶ。1962年,副腎皮質機能亢進症状を伴った肺癌の患者の腫瘍組織中に,本来は脳下垂体から分泌されるはずの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が証明されたことから,異所性ホルモン産生腫瘍の概念が確立された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典内の異所性ホルモン産生腫瘍の言及

【癌】より

…クルケンベルク腫瘍Krukenberg tumorという特別な名前がついている。 癌がいろいろなホルモンを産生し,そのための症状が出る場合がある(このような癌を異所性ホルモン産生腫瘍という)。肺の小細胞癌は,しばしば副腎皮質ホルモンを出し,そのためクッシング病Cushing diseaseと同様な症状が現れたりする。…

※「異所性ホルモン産生腫瘍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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