(読み)キ

デジタル大辞泉 「畿」の意味・読み・例文・類語

き【畿】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢)
王城から五〇〇里以内の土地。都から遠くない天子直轄地。「畿内王畿近畿京畿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「畿」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

[字音]
[字訓] みやこ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(幾)(き)。は戈に呪飾としての絲(糸)を加えた形。これによって察して祓う。畿は農耕の地を修祓する意で、里門を畿といい、その地域を畿といい、都を畿といい、天子の直轄の地を畿内という。

[訓義]
1. みやこ。
2. 天子の直轄の地、畿内。
3. さかい、かぎり。
4. 田野

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕畿 チカシ・カギル・カドノウチ

[語系]
畿・kiiは同声。畿はの声義を承ける。

[熟語]
畿外畿嶽畿疆畿甸畿田・畿内畿服畿輔畿封畿邑畿輦
[下接語]
王畿・遐畿・九畿・近畿・京畿・侯畿・皇畿・郊畿・国畿・中畿・鎮畿・帝畿・甸畿・麦畿・分畿・方畿・邦畿・封畿・門畿・洛畿

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android