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瘤取爺 こぶとりじい

百科事典マイペディアの解説

瘤取爺【こぶとりじい】

昔話。頬(ほお)か額にがある山中で鬼または天狗(てんぐ)に会い,踊りがうまいので鬼に瘤をとってもらう。隣の欲深爺がまねするが,へたなので瘤をつけられる。《宇治拾遺物語》にみえ,鎌倉時代からこの話がおこなわれていたことがわかる。

瘤取爺【こぶとりじじい】

瘤取爺(こぶとりじい)

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世界大百科事典 第2版の解説

こぶとりじい【瘤取爺】

昔話。頰にこぶのある爺が,山中の洞穴で雨宿りするうちに鬼・天狗の酒盛りに迷い込み,舞や踊りを披露して鬼などの歓心をかう。再び来る約束のためにこぶを取られるが,爺は大喜びで帰る。それを隣の爺が真似する。しかし舞や踊りがへたであったので鬼は喜ばない。質ぐさに取った前の爺のこぶまで付けられて,泣きながら帰る,と語られる。笑話化されて広く知られる。山中で落とした握飯を追いかけながら,酒盛りに出くわすと語る例もある。

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世界大百科事典内の瘤取爺の言及

【小人の贈物】より

…《グリム童話》182番の題名であるが,同じタイプの昔話はアイルランドに多く,その他ヨーロッパ全域,トルコ,イラン,インドにも分布している。仕立屋と金細工師が旅をしていると,月夜に丘の上で小人たちが歌いつつ踊っている。真ん中にいる大きな爺(じじい)の合図で2人もいっしょに踊る。すると爺に髪とひげを剃り落とされる。それから石炭をもらって帰ると,翌朝には純金になっている。金細工師は欲ばって再び試みるが,翌朝見ると,前日の純金まで石炭になっている。…

※「瘤取爺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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