登尾峠(読み)のぼりおとうげ

日本歴史地名大系 「登尾峠」の解説

登尾峠
のぼりおとうげ

上佐々木かみささき小野原おのわらを通る出石いずし街道但馬へ越える国境の峠。近世初期、豊臣秀吉の弟羽柴秀長が豊岡とよおか出石(現兵庫県)付近を一円支配したことにより、福知山―佐々木谷―登尾峠―久畑くばた(現兵庫県出石郡但東町)―出石―豊岡出石街道が改修、整備されたという。近世には峠下の小野原には本陣・旅籠が営まれていた。

福知山藩日記(島原市猛島神社蔵)寛文七年(一六六七)八月一二日条に「御国廻衆御通ニ付(中略)、福地山より佐々木上り尾峠迄、道掃除申付候ニ付、奉行ニ御歩行衆道割候奉行申付出候事」とあり、一四日条には「上佐々木村上り尾峠迄道見分並上佐々木村御国廻衆御宿出来、為見分八右衛門・九郎左衛門・七郎右衛門罷越事」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む