白妙の(読み)シロタエノ

デジタル大辞泉 「白妙の」の意味・読み・例文・類語

しろたえ‐の〔しろたへ‐〕【白妙の】

[枕]
衣・布に関する「衣」「そで」「たもと」「たすき」「ひも」「領布ひれ」などにかかる。
「―袖ひつまでに泣きし思ほゆ」〈・二五一八〉
「―紐をも解かず一重結ふ帯を三重結ひ」〈・一八〇〇〉
白い色の意から、「雲」「雪」「波」「浜のまさご」などにかかる。
「―雲か隠せる天つ霧かも」〈・一〇七九〉
たえの材料となる藤、また白栲で作る木綿ゆうと同音の「ふぢ」「ゆふ(木綿・夕)」にかかる。
「―藤江ふぢえの浦にいざりする」〈・三六〇七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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