白瀑神社
しらたきじんじや
[現在地名]八森町八森字館
八森の南端、松源院脇を東に入った山麓にある。祭神は火産霊神・埴山姫神など。社殿の後ろにある白滝川の高さ一〇メートルの滝にちなんで社名が起こった。神仏混淆の色濃く秋田三十三観音の第二八番札所で、明治初年に現社名に改めた。旧郷社。
もとは瀑峰山天竜院といい、寛文一一年(一六七一)の瀑峰山天竜院不動之縁起(神垣睦広氏蔵)によれば、仁寿三年(八五三)に天台宗の慈覚大師円仁が開基し、その後秋田氏の国替の時に無住の寺となり、修験が別当として入ったとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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