白藤源太(読み)しらふじげんた

精選版 日本国語大辞典 「白藤源太」の意味・読み・例文・類語

しらふじげんたしらふぢ‥【白藤源太】

  1. [ 一 ] 歌舞伎脚本「勝相撲浮名花触(かちずもううきなのはなぶれ)」の通称
  2. [ 二 ] 新内節男作出世員唄(おとこだてしゅっせのかぞえうた)」の通称。文化年間(一八〇四‐一八)ごろの作曲か。侠客白藤源太、実は鬼王新左衛門が、刀の詮議のため喧嘩商売をしているのを、女房に意見されるが、のち猪熊雷玄、実は近江の小藤太から友切丸を取り返すという筋。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 男作出世員唄

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白藤源太」の解説

白藤源太 しらふじ-げんた

伝説上の力士
江戸時代中期から後期にかけて,「上総(かずさ)(千葉県)金置(かねおき)村のひきた源兵衛が総領息子」と俗謡にうたわれた。歌舞伎,浄瑠璃(じょうるり),読み本などにとりあげられた。金置村は神置村(夷隅(いすみ)町)のこととされる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android