白金アスベストともいう.石綿上に白金微粒子を析出付着させたもの.淡黒色.パラジウム石綿と同様,酸素-水素結合反応のよい触媒.あらかじめ強熱した石綿を,まず,塩化白金(Ⅳ)またはヘキサクロロ白金(Ⅳ)酸の水溶液に浸し,ついで,塩化アンモニウムの濃溶液に浸漬し,軽くしぼったのち,乾燥,強熱してつくる.水素や酸素の精製,すなわち,水素中の少量の酸素,あるいは酸素中の少量の水素を除去する触媒(温度約300 ℃)として用いられるが,現在では,水素の精製には液体窒素温度に冷却したモレキュラーシーブで酸素を吸着除去する方法が普及している.現在,石綿は各方面で使用が禁止されている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…
[用途]
白金は純金属あるいは合金として,度量衡原器,抵抗温度計,熱電対,電気接点,電極,電気炉,るつぼ,化学装置,歯科用材料,装飾用貴金属として,その化学的不活性を生かして広く用いられ,また触媒として水素化,脱水素化,異性化などに用途が広い。
[白金石綿]
石綿上に微粒子の白金(白金海綿)を析出付着させたもの。白金アスベストplatinum asbestosともいう。…
※「白金石綿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新