硫酸製造法の一種。正しくは接触式硫酸製造法というべきであろう。触媒を用いて二酸化硫黄(いおう)を空気で酸化して硫酸を製造する。硫黄や硫化鉱を焙焼(ばいしょう)して得た二酸化硫黄を、遠心力を利用した除塵(じょじん)装置(サイクロン)や電気で微粒子を除く電気集塵装置(ダストコットレル)を用いて精製したのち、触媒を充填(じゅうてん)した転化器とよばれる酸化装置に送り込み三酸化硫黄にする。二酸化硫黄の酸化は発熱反応なので、転化器で同時に余分の熱を除去する。生成した三酸化硫黄を吸収塔で98.3~99.2%の濃硫酸に吸収させ、そのまま発煙硫酸として、あるいは希硫酸で所定の濃度に希釈して濃硫酸として出荷する。接触法による硫酸は鉛室法など硝酸式のそれに比べて純度、濃度とも高いので、現在ではほとんどこの方法によっている。接触法では触媒の選択が重要で、当初は白金が用いられたが高価なので、現在では五酸化バナジウムがほとんどである。また二酸化硫黄源としては金属精錬の廃ガス、石油精製時に副生する硫黄も用いられる。
[足立吟也]
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… また18世紀末には硫酸の製造転換が起こった。それまでの鉛室法にかわって,亜硫酸ガスを直接酸素と反応させる接触法が開発され,以後,主流となっていった。この結果,硫酸が大量に安く手に入るようになり,インジゴ染料を工業的に合成することが可能になった。…
※「接触法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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