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接触法 セッショクホウ

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デジタル大辞泉の解説

せっしょく‐ほう〔‐ハフ〕【接触法】

一般に、触媒を用いる合成法。ふつうは固体触媒を用いる硫酸の工業的製法をさす。触媒に酸化バナジウムを用いて二酸化硫黄三酸化硫黄とし、これを希硫酸に吸収させて濃硫酸とするなど。

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百科事典マイペディアの解説

接触法【せっしょくほう】

硫酸製造法の一つ。空気と亜硫酸ガスの混合気体を除塵(じょじん)・精製後,約450℃で五酸化バナジウム系の触媒層を通して無水硫酸とし,これを濃硫酸に吸収させて発煙硫酸をつくり,希硫酸または水で薄めて濃硫酸をつくる。
→関連項目鉛室法塔式法硫酸

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大辞林 第三版の解説

せっしょくほう【接触法】

固体触媒を使った気体反応を利用する化学工業の手法。普通は、五酸化二バナジウム触媒により二酸化硫黄を三酸化硫黄とし、のち硫酸を得る硫酸製法をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

接触法
せっしょくほう
contact process

硫酸製造法の一種。正しくは接触式硫酸製造法というべきであろう。触媒を用いて二酸化硫黄(いおう)を空気で酸化して硫酸を製造する。硫黄や硫化鉱を焙焼(ばいしょう)して得た二酸化硫黄を、遠心力を利用した除塵(じょじん)装置(サイクロン)や電気で微粒子を除く電気集塵装置(ダストコットレル)を用いて精製したのち、触媒を充填(じゅうてん)した転化器とよばれる酸化装置に送り込み三酸化硫黄にする。二酸化硫黄の酸化は発熱反応なので、転化器で同時に余分の熱を除去する。生成した三酸化硫黄を吸収塔で98.3~99.2%の濃硫酸に吸収させ、そのまま発煙硫酸として、あるいは希硫酸で所定の濃度に希釈して濃硫酸として出荷する。接触法による硫酸は鉛室法など硝酸式のそれに比べて純度、濃度とも高いので、現在ではほとんどこの方法によっている。接触法では触媒の選択が重要で、当初は白金が用いられたが高価なので、現在では五酸化バナジウムがほとんどである。また二酸化硫黄源としては金属精錬の廃ガス、石油精製時に副生する硫黄も用いられる。[足立吟也]

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世界大百科事典内の接触法の言及

【化学工業】より

… また18世紀末には硫酸の製造転換が起こった。それまでの鉛室法にかわって,亜硫酸ガスを直接酸素と反応させる接触法が開発され,以後,主流となっていった。この結果,硫酸が大量に安く手に入るようになり,インジゴ染料を工業的に合成することが可能になった。…

※「接触法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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