白鳥新町(読み)しろとりしんまち

日本歴史地名大系 「白鳥新町」の解説

白鳥新町
しろとりしんまち

[現在地名]白鳥町松原

寛文四年(一六六四)の白鳥神社の再興によって開かれた門前町。社家猪熊家所蔵の町割帳には戸数四二軒、御朱印地由緒書には「新町、馬場前より東へ三町あり」とみえ、当初の門前町は神社の東にあったが、参詣者の増加にともない、しだいに西方にも町が拡大した。町の西には芝居小屋・宿屋・茶屋などがあり、東は二、三の宿屋以外は社人・町役人らの居住地であった。朱印地で白鳥神社を再興した高松藩主松平頼重が寛文五年に出した白鳥宮法令三六ヶ条(社蔵)によると、門前の町屋は地子は神主に納め、公事諸役が免許されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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