盗人にも三分の理(読み)ぬすびとにもさんぶのり

ことわざを知る辞典「盗人にも三分の理」の解説

盗人にも三分の理

盗人にも、盗みをするにはそれ相応の由がある。非難すべき行為におよぶ者にも言い分はある。また、どんなことにも理屈をつけようと思えばつけられること。

[使用例] 盗人にも三分の理ということは、盗人が七分の背理を三分の理で覆おうとする切実な努力を、つまりはじめから十分の理をもっている人間の与り知らない切な努力を意味している[三島由紀夫*狩と獲物|1951]

[解説] 罪を犯す者にもそれなりの言い分や事情があり、同情や配慮も必要ということになります。とはいえ、「三分」とすることで全体のバランスも考えた表現といえるでしょう。

〔異形〕泥棒にも三分の道理

〔英語〕Opportunity makes the thief.(機会が泥棒を作る)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

デジタル大辞泉「盗人にも三分の理」の解説

盗人ぬすびとにも三分さんぶ

悪事を働くにも相応の理屈はある。どんなことにでも理屈はつけられるということ。泥棒にも三分の道理。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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