日本歴史地名大系 「盗人岩洞穴遺跡」の解説 盗人岩洞穴遺跡ぬすどいわどうけついせき 佐賀県:西松浦郡西有田町大木村盗人岩洞穴遺跡[現在地名]西有田町大字大木国見(くにみ)山山地の東斜面、標高三六〇メートルの中尾(なかお)の山中に位置する。視界のよくきく、急角度の南斜面の県有林の杉林の中にあって、相浦層の砂岩の風化によって形成されたもので、南に開口している。洞穴は幅約一二メートル、奥行約六メートル、高さ約五・二メートルの比較的小さなもので、前面は平坦である。東方一〇〇メートル地点に湧水があり、高地の洞穴生活を可能にしたと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by