目のしくみ

からだと病気のしくみ図鑑 「目のしくみ」の解説

目のしくみ

眼球直径は24㎜ほど。光や物の形を感知し、情報として脳へ送り込む器官です。


●目のはたらき
目は光によって物の色、形や遠近、動きなどを感じる感覚器です。
眼球の黒目角膜、白目を強膜といいます。角膜の後方には眼球内に光を入れる瞳孔と、入る光の量を調整する虹彩があります。
瞳孔から入ってきた光は、水晶体とゼリー状の物質でできた硝子体を通って、いちばん奥の網膜に達します。網膜では映し出された明暗・形・色を視細胞が感知し、視神経を通して大脳に伝達します。
また、網膜の周囲には、脈絡膜、強膜など複数の膜があり、眼球を保護したり、栄養や酸素を与える役目を果たしています。
眼球は、6つの外眼筋という筋肉のはたらきにより、見たいと思う方向へ視線を制御しています。

眼球を守るしくみ
視覚をつかさどり、人間が外界からキャッチする情報全体の約80%を処理する目は、感覚器のなかでもっとも重要な役目を担っています。そのため、目の周りには、眼球を保護するためのまぶた(眼瞼)や、まつげがあります。
眼球の表面を保護するまぶたは、数秒間に1回程度まばたきをして上眼瞼裏側にある涙腺から分泌される涙で眼球の表面をうるおし、ほこりなどを洗い流します。
さらに、まつげも眼球に異物が入らないようガードし、根元マイボーム腺(まぶたの裏にある皮脂腺)から油分を分泌して、角膜の表面を乾燥から守っています。

出典 法研「からだと病気のしくみ図鑑」からだと病気のしくみ図鑑について 情報

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