日本歴史地名大系 「直江八幡宮」の解説 直江八幡宮なおえはちまんぐう 新潟県:上越市旧高田市地区高田城下直江町直江八幡宮[現在地名]上越市東本町四丁目祭神品多別命・息長帯姫尊・玉依比女命。旧村社。当社はもと直江津に鎮座していたが、福島(ふくしま)城下経営時に同城下に遷座、さらに高田開府に伴って当地に遷った。春日山(かすがやま)城下・福島城下時代以来武門の崇敬するところで、当地遷座後は家中総社と定められ、さらに松平光長時代には領内鎮護総社となった。城下では直江・中屋敷(なかやしき)・本誓寺(ほんせいじ)・稲田鍛冶(いなだかじ)・鍋屋(なべや)五町の産土神(頸城郡誌稿・高田市史)。光長の時代当社の分霊が藪野(やぶの)村に勧請され、八月一五日の大祭日には神輿が家中を巡行ののち分社に至り、その後還御した。光長の改易後一時廃止されたが、稲葉家の時再興され幕末に及んだ(頸城郡誌稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報