…すなわち蕨生(わらび)を中心として,上野(かみの),片知(かたち),乙狩(おとがり),御手洗(みたらい),谷戸(やど)などで漉かれている。江戸時代の美濃紙を代表する紙は直紙(なおがみ∥じきし)で,障子紙としては最上級と評価された。障子紙は日光に透かして鑑賞されるため,繊維がむらなく整然と美しく漉き上げられていなければならない。…
…すなわち蕨生(わらび)を中心として,上野(かみの),片知(かたち),乙狩(おとがり),御手洗(みたらい),谷戸(やど)などで漉かれている。江戸時代の美濃紙を代表する紙は直紙(なおがみ∥じきし)で,障子紙としては最上級と評価された。障子紙は日光に透かして鑑賞されるため,繊維がむらなく整然と美しく漉き上げられていなければならない。…
…そのためには,繊維の並ぶ方向を天地方向のみでなく左右にも均等に向けさせる,すぐれた紙すきの操作が必要となった。江戸時代に障子紙として最高と考えられたのは,美濃の直紙(なおしがみ)で,別に書院紙という名称も生まれ,紋書院のように透しの装飾をした障子紙もすかれた。当時,障子紙として評判の高かった紙は,ほかに周防,陸奥,下野の那須,安芸の広島などからも産した。…
※「直紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...