真田信綱(読み)さなだ のぶつな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真田信綱」の解説

真田信綱 さなだ-のぶつな

1537-1575 戦国-織豊時代武将
天文(てんぶん)6年生まれ。真田幸隆長男信濃(しなの)(長野県)上田城主。武田信玄につかえ,川中島の戦い,小田原攻めなどにくわわった。天正(てんしょう)2年家督をつぐ。3年5月21日長篠(ながしの)の戦いで武田勝頼織田・徳川連合軍に大敗した際に戦死。39歳。通称は源太左衛門尉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の真田信綱の言及

【真田氏】より

…信濃国小県(ちいさがた)郡を根拠にした豪族。清和源氏海野(うんの)氏流といわれる。1400年(応永7)の大塔合戦で戦った者の中に実田(さなだ)氏が見られる。戦国時代,真田幸隆は甲斐の武田信玄に属し,武田氏の信濃攻略に大きな役割を果たした。幸隆のあとは信綱が継ぎ,信玄,勝頼に仕えたが,1575年(天正3)の長篠の戦で弟昌輝とともに討死した。家督を継いだ三男昌幸は,武田氏滅亡後も後北条,徳川,上杉らの勢力の間をぬって小県,上野国沼田の領地を確保した。…

※「真田信綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android