コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

眷属神 ケンゾクシン

世界大百科事典 第2版の解説

けんぞくしん【眷属神】

大きな神格に付属する小神のこと。眷属とは〈眷愛(眷顧)隷属〉の略で,一には親族同族の意味,二には従者配下の意味で用いられるが,両方の意味をもつこともある。たとえば,〈七世父母六親眷属〉(石山寺蔵《瑜伽師地論》),〈四十人の子ども……千人のくゑんぞく〉(《宇津保物語》)は一の意味であり,〈四五百人の所従眷属〉(《平家物語》)は二の意味である。仏典にもしばしば現れ,ほぼ仏の親族という意味に用いられる。日本では,在来の神祇仏菩薩の統御下に包摂せんとする動き(本地垂迹説の発生)の高まった時期に,これら古典的用例を援用して,大きな神格(ほとんどが本地仏を有する)に付属する小神を多数編成する際によく用いられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

けんぞくしん【眷属神】

大きな神格に付属する小神格。摂社。末社。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

眷属神の関連キーワード三峯神社牛頭天王雷神

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android