矩計図(読み)くけいず(英語表記)sectional detail drawing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

矩計図
くけいず
sectional detail drawing

矩計 (かなばかり) 図ともいう。建築物の各部分の標準的な高さを示すために,軒先を含む代表的な外壁部分を梁間方向に切断した断面詳細図。すなわち,建築物断面の全体寸法の基本をなす地盤の位置,床高,軒高,窓高,腰高,天井高など高さ関係を示す断面図のことである。日本の木造建築物の場合,構造材などを加工するのに必要な寸法を矩計で決定するのが慣習となっており,木造住宅などの簡易な建物の場合は,実用的には建築設計の代表的な図面として平面図と矩計図で建物が製作されることがある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かなばかり‐ず ‥ヅ【矩計図】

〘名〙 建物全体の寸法の基準になる部分の断面図。地盤面の位置、床高、窓高、軒高、腰高、天井高などの高さの関係を示す。ふつう、設計図では縮尺の二〇分の一であらわす。

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世界大百科事典内の矩計図の言及

【建築製図】より

… 実施設計図は,建築工事が実際に行えるように,全体から細部までを詳細に示した図面であって,これは大別して,建築図,構造図,設備図の三つとなる。建築図は,建築全体にわたってその形状寸法,材料などを示したものであり,一般的に配置図,全体立面図,全体平面図,全体断面図,矩計(かなばかり)図,平面詳細図,室内展開図,特殊詳細図,天井伏図(ふせず),建具図といった種類の図面からなる。配置図は,敷地内における建物の配置,位置関係を示したものであり,1/500から敷地の大きさに応じて,それ以上の大きな縮尺の図面が用いられるが,小さな建物では,1階平面図によって示されることもある。…

※「矩計図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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