石山寺跡(読み)いしやまでらあと

日本歴史地名大系 「石山寺跡」の解説

石山寺跡
いしやまでらあと

[現在地名]高城町石山

観音池かんのんいけ公園の北東方にあった寺院。「日向地誌」に石山村池平いけびらにあったが、慶応三年(一八六七)廃絶し、宅地になったと記される。「三国名勝図会」によると曹洞宗で、鹿児島福昌ふくしよう寺末。本尊如意輪観音開山は実庵融参と伝える。亀石山石山寺と称し、山号は山中にある亀形の奇石にちなみ、寺号は本尊が近江石山寺(現滋賀県大津市)と同じであることに由来するという。古くは天台宗寺院であったが、実庵によって曹洞宗として再興され、寺号も福聚寺と改称。安永四年(一七七五)住持光龍の願いによって旧寺号の石山寺に戻ったという(以上同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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