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石版石 セキバンセキ

デジタル大辞泉の解説

せきばん‐せき【石版石】

石版印刷に用いる版材の石。大理石に似た石で、色は白色または淡黄色。硬くて石理が緻密(ちみつ)で吸油性がある。

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岩石学辞典の解説

石版石

細粒緻密で板石状のジュラ紀後期の石灰岩で,以前は印刷に使用されていた.この良否はグリースを吸着する容量と,その表面に付けることができる研磨に関係している.ミクライト(micrite)が大部分のものである[Bissell & Chilingar : 1967].浅い海に静かに形成された極めて細粒の石灰岩で,平らに堆積したために堆積面に沿って割れやすく平板石灰岩(plattenkalk)と呼ばれている.石版印刷に用いられたが,その石質の緻密さが化石の保存に大いに役立っている.始祖鳥をはじめ,クラゲやタコのような柔らかい肉体をもった動物の押し型が鮮やかに残されている[隅田 : 2002].

出典|朝倉書店岩石学辞典について | 情報

大辞林 第三版の解説

せきばんせき【石版石】

きめが細かく、板状に大きくはげる灰色ないし淡黄色の石灰岩。多孔質で水分をよく吸収し、脂肪に対する感受性が強い。石版印刷に用いる。

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世界大百科事典内の石版石の言及

【印刷】より

…多孔質である石の面に脂肪に感ずる画像部分を作り,同じ平面でありながら,脂肪性印刷インキのつくところとつかないところを作って印刷を行う平版版式である。石版石と名づけられたこの版材は,のち金属板に代えられて金属平版が登場した。 凸版形式と反対の凹版は,金属板の表面にきずをつけ,くぼんだところにインキをつめて紙に移す方法で,金属細工にその発祥をもとめることができる。…

※「石版石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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