研修医訴訟(読み)けんしゅういそしょう

知恵蔵 「研修医訴訟」の解説

研修医訴訟

大阪地裁堺支部は2001年2月、研修医両親の訴えについて、「研修医は労働者」と認め、未払い賃金などの支払いを関西医科大学に命じた。多く大学病院では研修医は見習いとして、ただ働き同然、また、健康保険もないという従来の医療界の慣行を否定した判決で、衝撃を与えた。続いて大阪地裁も02年2月、研修医の過労死を認め、1億7200万円の逸失利益の支払いを大学に命じた。05年6月に最高裁で判決が確定した。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む