デジタル大辞泉の解説 研磨に用いる硬い粒子。鉄鋼や焼入れ鋼などの鉄系材質に向くアルミナ系砥粒(アランダム)、石や鋳鉄といった硬くてもろい材質に向く炭化ケイ素系砥粒(カーボランダム)などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典 第2版の解説 ものを研ぐ,削る,磨くなどのために使われる高硬度の粒状または粉末状の物質の総称。人造品および天然産のものがあるが,人造品を用いることが多い。砥粒を使った加工の歴史は,遠く石器時代の昔にさかのぼり,磨製石器の製作に,天然といし(砥石)によるホーニングとか,前加工時に生じた石の砕片や砂によるラッピングが適用されたと思われる。くだって,古代の玉磨きや金属鏡の仕上げ,中世における刀剣の研磨やレンズ磨きなど,多方面で用いられてきた。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報