硝酸ビスマス(読み)ショウサンビスマス

化学辞典 第2版 「硝酸ビスマス」の解説

硝酸ビスマス(Ⅲ)
ショウサンビスマス
bismuth(Ⅲ) nitrate

Bi(NO3)3(394.99).ビスマス塩を希硝酸に溶かして濃縮すると,五水和物が得られる.三斜晶系白色結晶.30 ℃ から分解しはじめ,容易に水を失う.水で加水分解すれば,硝酸水酸化ビスマスBi(NO3)3-x(OH)xの白色沈殿を生じ,水溶液は酸性を呈する.ビスマス塩の合成医薬品(収れん剤),アルカロイド沈殿剤防腐剤などに用いられる.[CAS 10035-06-0:Bi(NO3)3・5H2O]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む